18金無垢ケースの繊細な造形が美しい、クラシカルな手巻きのタンク。オフホワイトのダイヤルにブラックプリントのローマンインデックスが配され、内周はレールウェイ式のミニッツトラックが整然と刻まれています。

タンクの中で到達点ともいえる本モデルは、無駄のない構成と素材の上質さによって、カルティエのエレガンスを静かに体現しています。1919年の登場以来、基本フォルムを変えることなく継承されてきたタンクは、その普遍的な意匠と実用性により、長年にわたって多くの人々を魅了してきました。数あるバリエーションの中でも、本品のような18金無垢ケースに手巻きムーブメントを備えたクラシカルな仕様は極めて希少であり、コレクターズピースとしての価値も申し分ありません。日常に静かな気品を添える、永く寄り添える一本です。

現在では、ジュエラーとして名高いカルティエですが、まだ懐中時計が主流だった1904年に本格的な腕時計を製作したのはカルティエが最初でした。「タンク」という名前は、“戦車”を意味し、第一次世界大戦中の終結に貢献したといわれる、ルノー製の戦車がデザインの基となっています。

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